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昨日の夜は 

2010.03.08


     盛岡でのそば屋寄席特別会に行ってきました。


kinou


     小三治さんのことは、数ヶ月前にドキュメンタリー映画 「小三治」 を観て初めて知ったくらい

     落語に関して恐ろしく無知な私ですが、そんな素人でも、名人の「凄み」、落語の奥深さ、

     そしてその場にいることの喜びを存分に味わうことができました。


     一時間くらいじゃなかったかと思うほどの、ながいながーい 「枕」 と呼ばれる導入部分。

     それはまるでジャズのように自由で、予測のつかない、ドキドキするものでした。

     ひょうひょうと、お茶をすすりながら時に世間話のようにあっけらかんと、

     時にくうを見つめて独白のように話す、そして唄う小三治さんに観客席の私たちは

     息をのんだり笑ったり、茶化すように手をたたいたり。

     それにのっかるように一気に話しをたたみかけてきたと思ったら、時々小さく、そして

     時に長めの間をとる。

     そのときの緊張感は、そういう場に慣れていない私にとっては、まるでリンク中央に立つ

     金メダルをかけたフィギュアスケーターを見つめて、息を詰めていちばん最初の音を

     待つときのよう。

      それを楽しんでいるのかいないのか、計算しているのかしていないのか、小三治さんは

     観客の予想をかわすように独白を続けたり、息に合わせるようによもやま話にもどったり。

     一瞬の緊張から解き放たれた私たちはほっとして、また笑ったり手をたたいたり。

     落語の中の人間味あふれるひとりひとりを目の前で観ているような、幸せな錯覚。

     よくあるドラマや映画のように、長いセリフを聞きながら感情がだんだん高まっていくと

     いうのでなく、絶妙なあの間、表情と手、身体の一瞬の動きで、何故か突然ぐっと

     感情が高ぶって目が熱くなる。  そんな不思議な体験をしました。

     
     小三治さん、実行委員会のみなさん、幸せな時間を本当にありがとうございました。

     

kinou2

 
     終わって外に出たらとっくにとっぷりと日は暮れていて、

     向かいのビルのライトアップに小さく声をあげてから、ため息をのみこみつつ

     山に囲まれた我が家に向かって急いで戻っていきました。

 

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コメント

 

『落語』ってそう言えば生で聞いた事無いなぁ。
周りに「今度落語聞きに行かない?」って誘ってくれるお洒落な人もいなかったし(笑)
なんだかそれ楽しいのか?って感じもあったし。

でも『歌舞伎』も、それ楽しいの?の筆頭だったけど、誘ってもらって初めて観に行って感激したもんなぁ…
食わず嫌いしてても、何事も体験してみないと判らない事って多いかも。
なんだか『落語』も初体験したくなったゼ!

 

小三治さんの飲んでるの、そういえばお茶じゃないかも。何かテレビで言っていたような。忘れましたが。

 

昨日は、アカデミー賞の受賞式でしたが、これから3Dとか、
今まで以上の臨場感が得られますが、LIVEには敵いません。
落語、演劇、オペラ、相撲、サーカス等々、
中学生の時に、東京オリンピックを競技場で観た感動は忘れません。

以前、TVのドキュメンタリーで小三冶さんの番組があり、
その中で確か重度のリュウマチか何かを患って大量のクスリを、
毎日呑んでいるのを観た記憶があります。

 

sumi-chan
歌舞伎、私はとうとう行かずじまいでしたよー。いつかきっと。
落語、小三治さんのドキュメンタリーからトライしてみたら?
入船亭扇橋(いりふねていせんきょう)さんもすごくお茶目で素敵で
ファンになりました。紹介したい。笑


ぴくるすさん
あ、そうなんですね!ほほう。


東戎さん
もともとフットワーク悪いもので、以前からLIVEの経験は多くないのですが
重い腰をあげて行ってみると新しい発見があって、とても楽しい。
小三治さんはとても多趣味な方のようで、ああいう風に積極的に
なれたらなぁと思います。
ずっとずっと、楽しませてほしいです。

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大阪→サンフランシスコ→東京→札幌→東京、2008年秋から岩手→2013年春、第二の故郷へ

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