風のいちにち

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触れたい気持ち 

2010.04.22

       
     本を選ぶ楽しみ。

     それは人によってさまざまだと思うが、私の場合は基本店頭で

     時間におわれることなくその匂いに包まれて、ぶらぶらしながらあれやこれやと

     ペラペラとページをめくって偶然の出会いを期待しながら選びたいほうだ。

     だが私の住んでいるこの町の小さな本屋さんは

     それはもう仕方のないことなのだが、品ぞろえがとても少ない。 

furetai



     どれくらい少ないのかというと

           1) 本が並んでいない本棚がある

           2) 何も買わないでに帰ろうとすると、人のよさそうな女主人に

             「何もなくてすみませんねぇ」と申し訳なさそうに謝られる。 
 
     イヤイヤそんな謝られてもと、こちらも何故かぺこぺこしてしまう。

     ついでに言うなら、

           3)本屋さん経由で定期購読を申し込んでいる雑誌の入荷が、

             ローソンの店頭に同じ雑誌が並ぶより遅い

     のである。 冗談ではなくホントの話。

     でも仕方ないと笑ってすまそう。 小さくても貴重な本屋さんだ。



     さてさてそういう事情もあり、買いたい本がはっきりしているときには毎回1時間半走って

     盛岡の大きな本屋さんまで行くわけにもいかないので、なにかと便利なamazonで

     オーダーすることが多い。

     だが時に、困ったことに、その本に直接「触ってから」最後の決断をしたいという気持ちが

     勝ることがある。今回がそうだ。

     ということで、気分転換を兼ねてとなり町のショッピングセンターに行ってみた。

     車で峠を越えて片道1時間かかるが、その中にある本屋さんが我が家からいちばん近い

     品ぞろえがあると思われるお店だ。

     しかーし。

     私が欲しかった単行本2冊は、やはりなかった。

     昔々の本ではない。 つい2週間ほど前、新聞で紹介されたばかりの新刊だ。
 
     店員さんは例のごとく淡々と 「お取り寄せになります」としか言わなかったが、

     その口調からは「売れて」在庫がなくなったわけでなく、初めから仕入れを

     していなかったのだと思われた。

     実はつい先日行った、別のとなり町の少し大きめの本屋さんにもその本はなかった。

     だから盛岡に近いこの大きくてなんでもありそうなショッピングセンターの本屋さんになら

     あるだろうと期待して行ったのだが、まんまとあてが外れてしまった。


furetai2



     なんで~? こんないっぱい本があるじゃない~と、改めて一見広々している

     店頭を見渡してみると、単行本の置いてあるスペースというのは漫画や文庫本、雑誌の

     それと比べて、ごくごく小さなものだった。

     都会に住んでいたときは、当たり前のようにとても大きな本屋さんに通っていたので

     単行本のスペースもふんだんにあるように思え、そんなことに気づくはずもなかった。 

     そうか、本が売れないっていう話はずいぶん前から言われてたよな、それってこういうことか。

     忙しくて本屋さんに行く時間がない人たちだけじゃなくて、こういうがっくりを繰り返した私のような

     客たちが大量の在庫を持ちしかも便利なネットでなんのストレスもなく注文するようになって、

     本屋さんにはさらに本が少なくなっていくという悪循環になっているのかもしれないなぁなどと

     ひとりもごもご考えつつ。


     さて、どうしよう。

     やっぱり盛岡まで行かないとダメか。 ジュンク堂じゃないとダメかぁ。

     でも、今度行くのは2週間後くらいかな。そんなときまで待てるのか。

     イヤイヤ、考えてる間にクリックすればこんな山ん中でもあさってには届けてくれるでしょ。 
 
     そんなこんなで小さく葛藤する、ちょっとさえない曇り空の春のいちにちなのである。



     
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コメント

 

なにやら巷では"キン○ル"やら"i-pa○"やら喧しいですが、便利とか効率的とか関係無い所で「本」は大切なものです。
本屋さんの独特の匂い、凝った装丁の素晴らしさや紙の手触り…まさしく本屋さんはパラダイスです。
出不精の私を唯一外出しようと思わせてくれる唯一の存在(笑)
触って、匂いを嗅いで(笑)、表紙買いしたりする…それが楽しいよね~
アマゾンでポチッとするだけって、本を買う楽しみが殆ど無い!
でも、田舎の本屋さんって本当に雑誌とマンガだけだから辛いよねT_T

 

こんばんは^^

読書家なのですね~。
私も、毎週水曜日に、仕事帰りに丁度
本屋さんがあって、ブラブラしながら、
手にとって、同じように、ピンと来たものを
買って帰っています。こういうのも縁なんですかね~^^

子供の活字離れが、どんどん進んでいるとか・・
確かに、今はゲームやネットで、フリータイムが
つぶれがちで、自分の子供時代のように、本やマンガを
読むことが、凄く楽しみだった時代とは、違うのかもですね。

少し寂しいですね~・・・

 

sumi-chan
外出しようと思わせる唯一の存在!
私も相当の出不精なんで、すごくわかる。
本屋さん、入場料いらないなんて、スゴイと思う。笑
amazonは、やっぱりすごい、ありがたいと思うよ。
山の中に住むまで全然実感なかったけどね~。笑


ramunejeさん
いえいえ私、読書家ではなく、読まないほうなんです。汗
読みたいと思う本を見つけるまでに時間がかかって、
うっかり読みだそうもんなら止められないのです、途中で。

もし子供のころ本屋さんに立ち寄る習慣があったら
一時期ゲームやネットにはまったとしても
またいつかもどることもあると思うんですけど、どうなんでしょ。

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愛媛生まれ
大阪→サンフランシスコ→東京→札幌→東京、2008年秋から岩手→2013年春、第二の故郷へ

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