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ここはどの国? 

2012.06.16


     いちばん最初は5~6人だったと聞く。 

     その次は300人。 そして1,000人。 先々週の金曜日は2,700人。 先週は4,000人。  

     そして昨日は11,000人の、どの団体にも所属しないごく普通の人たちが、福井県の

     大飯原発再稼働に反対し、仕事に疲れたあるいは遠方からの長旅に疲れた身体をひきずって

     夜6時から東京・霞が関の首相官邸前に集まった。 大阪の関電前にも。

     今日も朝早くからたくさんの人たちが集まって抗議を続けている。  参加できない私

     そして多くの人たちは、首相官邸に電話した。 FAXした。 大飯町に丁寧に電話したりもした。


ツイッター有志による、反原発デモ URL → http://twitnonukes.blogspot.jp/


120616
 

     
     一連の抗議の様子を海外メディアは報じている ( TIME THE REPUBRIC  REUTERS )。

     けれど国内のマスコミは昨晩、11,000人が集まった抗議活動について一切報道

     しなかった。 テレビと新聞からしか情報を得ない人たちには、これだけたくさんの人たちが

     毎週毎週金曜日の夜に集まって、原発再稼働に反対して声を上げている様子は

     知らされることがない。
 
     多くの人がNHKにも民放のテレビ局にも 「報道してください」 とお願いする電話や

     メールをした。 けれどもこの完全無視。 がっかりには慣れている、けれど今回ばかりは

     本当に露骨である意味とてもわかりやすい。 日本の主要なメディアが、どっちを向いてるのか。

     私たちが暮らしてきたのは、そしてこれからも暮らしていくのは、こんな国?



        
     @yukawareiko (湯川れい子氏・音楽評論家)

 『 どうして報道しないのか。 金融機関もスポンサーも、株主も喜ばないからでしょうね 』
         

@h_ototake (乙武洋匡氏)

『 マスコミの方々へ。 高橋容疑者の逮捕は、たしかに視聴率が取れるのでしょう。

部数が伸びるのでしょう。 でも、それがいま本当に伝えるべきトップニュースでしょうか。

いまなされようとしている政治的決断は、我々の生活に大きな影響を与えようと

しています。 報道の使命、いま一度考えてみてください。 』



     @YuminTanaka (ニューヨーク平和映画祭主宰 長崎平和特派員第一号 NY在住)
         
『 エジプト・タリハール広場は取材して記事となる。 自国の首相官邸前の1万1千人デモが

記事にならないとすれば、日本のジャーナリズムを危惧します。世界が見てます。

日本という国をこれ以上恥ずかしい国にしないで欲しいと心から願います。

デモ参加の皆様、 本当にありがとうございます! 』



@kenichioshima (大島堅一氏・立命館大学国際関係学部教授)

『 私は日本のテレビは内容が薄くて持ってないのですが、この集まりを報道

してないのですか。 自然発生的にここまで集まるなんて、歴史的にあまりないことですよ。』



@taisei36  (福島市・医師)

『 昨年3月、私は避難所で原発作業員の人達と共にいた。 「TVの情報が違う。

見捨てる気か?」と、彼らは憤った。 せめて子ども達だけでも避難させる為、

片道切符だけで行くような脱出経路を急ぎ探した。 報道は何の為、誰の為に

存在するのか? この国の報道の多くは、今も無様な姿で死んだままだ。 』



120616-2

            
     
   6月15日付、信濃毎日新聞より

       ~ 原発再稼働 これが法治国家なのか ~ 
 
        
       関西電力大飯原発の再稼働が秒読みに入った。このままだと安全性をめぐる抜本対策は
       先送りしたままの暫定的な運転となる。
       野田佳彦首相は「国民の生活を守るため」と強調するが、福島第1原発事故をどこまで深く
       受け止めているのだろうか。

       野田政権に欠けているのは、ものごとの手順だ。事故の総括を行い、それを踏まえて論議を
       深め新たな安全基準をつくる。こうした過程を欠いた再稼働では国民の信頼は得られない。

      <福島の被害を原点に>

       昨年の原発事故は、チェルノブイリと同じ最悪の「レベル7」だった。人類史に記録される
       べき大事故は、日本社会を根底から揺さぶりつづけている。
       野田政権が新しいエネルギー政策を打ち立てるに当たっては、事故がもたらした衝撃に
       まず目を向けなければならない。

       第一は、福島県が受けた傷の深さである。
       原発に近い自治体など11市町村が避難指示区域とされ、基本的に人が住めない状況にある。
       区域内の人口は8万6千人に上る。
       天災であれば直ちに復興に取り組むことができるが、原発事故は除染を徹底しなければ
       ならない。 元通りの暮らしに戻るまで何年かかるか分からない地域もある。広範囲に及ぶ
       故郷喪失の影響は計り知れず、産業だけでなく人々の心にも暗い影を落としている。

       被災自治体の首長らが大飯原発の再稼働に疑問を呈するのは当然だろう。
       野田政権は、県民が被った傷の深さに思いをはせ、将来のエネルギー政策を検討
       しなければならないはずだ。

      <根拠を欠いた手続き>

       首相は8日、大飯原発再稼働を決断した理由を国民に語りかけた。被災者の気持ちは
       「よく、よく理解できる」としながらも、「国政を預かる者として人々の暮らしを守るという
       責務を放棄するわけにはいかない」と述べている。

       人々の暮らしを台無しにしたのは、政府と東京電力である。それなのに「暮らしを守る
       責務」を強調するのはふに落ちない。
       福島の被害はひとまず置き、大飯原発を動かして関西圏の暮らしを守る―。
       首相は、こう言っているに等しい。これが「責務」なのか、首をかしげざるを得ない。
       事故の第二の衝撃は、政府の原子力行政と危機管理能力に対する信頼が
       根もとから崩れさったことである。

       首相が原発を再稼働させるというのであれば、信頼の土台を再構築しなければならない。
       なぜ事故が起きたのか、政府はなぜ住民を十分に守ることができなかったのか、
       丁寧に検証する。 それを踏まえ、再発防止に向けた抜本対策を講じ、新たなエネルギー
       政策を国民参加のもとでつくっていくことである。

       現実はどうか。事故の検証は、民間、東電、国会、政府による事故調査委員会が、
       それぞれ取り組んできた。民間と東電の事故調は報告をまとめているが、残りは
       これからである。

       一方で政府は、(1)大飯原発再稼働 (2)原子力の安全規制をめぐる新たな仕組みづくり
       (3)中長期のエネルギー政策の策定―の作業に取り組んでいる。
       このうち最も急いだのが、(1)大飯原発再稼働である。ストレステストの1次評価や政府が
       急きょ示した安全基準をクリアし、関西圏の理解や立地自治体の合意も得た―と政府は
       説明するだろう。

       だが、地震のときに必要な免震重要棟やフィルター付きベント装置の設置などは
       済んでいない。
       政府は関西電力に工程表を提出させ、その審査でよしとしている。
       そもそも、(2)の新たな安全規制の仕組みづくりは、民主、自民、公明の3党が基本合意した
       段階である。再稼働までの政府の手続きが、事故を踏まえた新たな法的根拠を欠いて
       いることは明らかだ。

      <国民的議論とは何か>

       首相は「政府の安全判断の基準は暫定的なものであり、新たな体制が発足した時点で
       安全規制を見直していく」と述べている。首相自身が、とりあえずの見切り発車である
       ことを認めたといえる。
       大事故が起きたというのに、政府の判断で原発を動かすというのは信じ難い。これで
       法治国家といえるのだろうか。

       (3)の中長期のエネルギー政策の決め方にも注意が要る。
       首相は「国民的な議論を行いながら、8月をめどに国民が安心できるエネルギーの構成、
       ベストミックスというものを打ち出していきたい」と述べている。

       首相の言う「国民的議論」は欠かせないプロセスだが、どんな形で国民の声を聞くつもり
       なのだろうか。(2)の安全規制のように、3党協議で進めるようなことになれば、
       国民的議論どころか国会軽視と言わざるを得ない。

       「脱原発」とか「脱原発依存」といった言葉が先行している。中身を煮つめるには、
       国民参加の場が必要だ。首相には有権者に信を問う覚悟で臨んでもらいたい。




       2012年6月15日 大飯原発再稼働抗議行動
                   ( ↓ クリックすると音声がでます。ボリューム注意 )



     (この映像の中での音声は、ほとんど「再稼働反対!」に終始しているのですが、 最前列から

     最後尾までを移動する撮影者ご本人の変化に耳を傾けていただけるとうれしく思います。 )



@skmt09 (坂本龍一氏・音楽家) 

『 シリアでは人々が文字通り命をかけて自由のために闘っている。

日本人も原子力からの自由のために闘っている。

大飯が再稼働されても、この世の終わりではない。

めげるな!原子力の息の根を止めるのには長い時間がかかる。まだまだこれからだ!』

                          (6月16日12:38 原発再稼働決定を受けて)





       
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大阪→サンフランシスコ→東京→札幌→東京、2008年秋から岩手→2013年春、第二の故郷へ

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