風のいちにち

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記憶のなかに - 1 

2012.07.03

    
     5月25日。 ああ、とうとう始まってしまう、もう今しかないと


120703
 

120703-1 

     
     小走りに、

120703-2 

     
     立ち止まって建物を見つめるオーナーさんにお願い。 「中を見せてもらえませんか?」

     いいよといいよ、いつものように優しい声で。 

     相変わらず物好きだねぇこの人はというように微笑みながら。

 
120703-3


     この建物のなかに入るのは、これが最初で最後。 


120703-4


     今現在のもっと広い敷地にコンクリートで建て替えるまで、ここは町にできた最初の病院として

     診療を続けていたらしい。 当時はあと数棟施設があったらしいのだけど、少しずつ取り壊されて

     この棟が最後になった。 

     私が町に越して来たころには、この建物のひと部屋だけを小さな物づくりの会社が間借りを

     していると聞いていた。 約60年の歴史。 私が知り合った多くのひとたちが、ここで産声をあげた。

     この緑多い山間の町においてさえ、今よりもずうっと空気も水も土もきれいだった時代を

     知っている、その場所が人知れず消えていく。


120703-5 

     
     確かにこれは誰の記憶にもある風景。 

     小さな窓のあっちとこっちでのやりとり。 少し身をかがめてうなずいたり、お辞儀をしたり。


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     昔よくみかけた、人の体温を感じるやさしい曲線。


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     ぎこちない、木とちいさな金属の調和。


120703-9 

     
     パソコンのモニターが風景の中になかったころ。  お会計は、たぶんそろばん。 時を経て電卓。


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120703-11 


     こういうスイッチ覚えてる。 

     人さし指で中指で、プラスチックを押しこむときのあのやわらかな 「パチン」。


120703-12


     時がとまった場所では、まず息をととのえて。     

     このあとは、またそのうちに。




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愛媛生まれ
大阪→サンフランシスコ→東京→札幌→東京、2008年秋から岩手→2013年春、第二の故郷へ

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